業者買取とは?
2016年 3月22日
1.業者買取とは?
業者買取とは、一般の方向けには売却活動を行わず、不動産業者に買い取って貰うことです。一般に、即金買取となる場合が多く(買取業者が融資を受ける場合でも、ローン特約は付きません。)、すぐに資金化(概ね1ヶ月)できることが特徴です。
買取をする業者(不動産会社)は、通常、その不動産をリフォームする等して、改めて一般の方へ売却(再販売)することとなります。買取価格と、再販売価格の差額(但し、購入時・売却時の諸費用とリフォーム代が経費としてかかります)が買取をする不動産業者の儲けとなります。
また、通常は、業者買取の打診は、査定を依頼した業者か、売却依頼をした業者が持ってきますので、業者買取の場合でも、基本的には、仲介業者に仲介手数料を支払う必要があります。
2.業者買取は得か?損か?
査定や売却を依頼した不動産会社が業者買取を勧める際に、売主様に対して熱心に語る定番の「メリット」をご紹介します。
- ①「いつ売れるのだろう?」という不安が無い
- ② すぐに現金化できる(概ね1ヶ月程度)また、ローン特約が付かないので、契約後に白紙解約になることが無い
- ③ 売主が負う瑕疵担保責任や設備の性能保証が免責にできる
- ④ 売り出していることをご近所に知られずに済む
おおよそ、上記のような理由で、不動産会社の担当者は業者買取を熱心に勧めます。これらの理由は確かに一理あります。
ただ、売主様には、これらのメリット(と業者が言ってる内容)よりも、何よりもまず、知っておいて欲しいことがあります。
それは、「業者買取」は一般の方が購入してくれる金額より「絶対に大幅に安くなる」ということです。
それなのになぜ、不動産会社は買取を熱心に勧めるのか、業者買取は売主様にとって得なのか損なのかを、次項以下で解説していきましょう。